あか待ちブログ

41歳、あか待ちのキロクです。

【実録】東京砂漠でマタニティマークを付けて満員ラッシュ通勤したらどうなる?

私は切迫早産になる前はフルタイムで働いていましたが、妊娠7ヶ月頃までマタニティマークはずっと付けることがありませんでした。理由は、電車通勤ではほぼ座れていて付ける必然性がなかったのと、マタニティマークにネガティブな反応をする人に出会いたくなかった為です。

ところがその後、通勤経路が代わり満員ラッシュ通勤が避けられなくなってしまいました。
私は小柄で満員電車では埋もれてしまうタイプなので(ToT)、身の安全のためにも、マタニティマークを付けて通勤することにしました。最初は、立ちっぱなし通勤しんどいな~位だったのですが、どのくらいの割合で席を譲ってもらえるのか好奇心で記録をとってみようと思いたちました。それまでの数週間のラッシュ通勤での肌感だと、1割くらいの確率で譲ってもらえる事もある、程度でしたが・・・結果は如何に?
今回はその時の記録をまとめてみたいと思います。

■通勤条件
・2019年2月平日
東京メトロ通勤、乗換1回
・【行き】朝8時台前半、乗車率150%超 【帰り】夕18~19時台

■通勤者本人
・妊娠7~8ヶ月妊婦
・お腹がすっぽり隠れるダウンコート着用&黒リュックにマタニティマーク付帯
・毎日ほぼ同じ乗換距離の短い車両で乗降車


妊娠7~8ヶ月頃でしたので、お腹ドーン!のTHE・妊婦体型というよりも、ちょっとお腹の膨らんだ丸っこい人くらいの見た目でした。
マタニティマークは見やすいように黒無地のリュックに付け、背中側で背負わずに体の前側で持つようにしていました。

やっぱり少ない、譲られ率

譲ってもらえた回数は、20日間中、2回でした。
2回共、乗車時点で混み過ぎで優先席にたどり着けない→途中駅で人が降りるタイミングで優先席側に移動→譲ってもらえたパターンでした。

○空席座れた(途中駅からも含む)
■空席なし(寝たふり、スマホいじり)
×空席なし(混みすぎて埋もれた)
◎譲ってもらえた

行き 帰り
1日目 ○○ ○×
2日目 ■→○ ○ ○×
3日目 ■○→○
4日目 ×→◎ ○ ○×
5日目 ■→○ ○ ○ ■
6日目 ×→○ ○ ○ ×
7日目 ×→■→○ ○ ○ ×
8日目 ×→■→○ ○ ×
9日目 ×→○ ○ ■
10日目 ×→◎ ○ ○
11日目 ■→○ ○
■30代女性
○ ○
12日目 ×→○ ×→○ ○ ○
13日目 ×■○ ×○ ○ ■
■30代女性
14日目 ×■→○ ■→○
■50代男性、10代女性、40代男性
15日目 ×■→○
■30代女性
○ ○
16日目 ×■ ○
■60代男性、40代男性
○ ○
17日目 ×→○ ○ ○ ○
18日目 ×○ ○ ○ ○
19日目 ×○ ○ ○ ○
20日 ×■→○ ○
■30代男性
○ ○

女性専用車両はさらに酷い

女性専用車両も何度か乗ってみました。ですがコチラはやはり「座りたいからわざわざ女性専用車両を選んで乗っている」人が多いためか、譲ってもらえることはなかったです。また、同性ゆえ一定の割合で妊婦に対してネガティブな層もいらしたのでは、と予測しています。

席を譲れない時もある

私自身、今まで優先席で100%席を譲ってきたのか、というと決してそんな事はないです。マタニティマークがあれば、妊婦さんだと分かるので譲ることはできますが、声がけしたら当然とばかりに無言で座る人もいましたしそんな時はあまりいい気はしませんでした。老人の方の場合は、明らかにヨレヨレしているならば迷いはないのだけれど、譲るボーダーラインが難しいですよね。また、自分自身が本当に疲れていてどうしようもない時は、譲らないことや譲るタイミングを逃すこともありました。ですから、譲らない人の気持ちもわかります。特に朝の通勤時は心の余裕はあまりないものです。だからこそ、譲ってもらえたときは有り難いな~と思いましたし、ちゃんとお礼を言うようにしていました。

立ちっぱなしが本当に辛くなるのは妊娠9ヶ月頃から・・・

あくまで私の場合ですが、妊娠9ヶ月に入ってからはもう、チョット歩くだけで息切れするわ、お腹は重いわで、とても立ちっぱなしではいられない状態になっています。自分自身、産休に入る前の妊婦(妊娠9ヶ月頃)がこんなに大変だとは知りませんでした。ちょっとした物すら重く感じられ、布団も持ち上げられない位になってしまい、お婆ちゃんになったのかと思うほど。切迫早産になり、もう通勤はしていませんが、もしこの時期立ちっぱなしで通勤になっていたら相当ヤバイ事になっていたと思います。
赤ちゃんの成長具合は人それぞれですが、産休ギリギリまでフルで働く方は凄いな~と思います。。

最後に

譲られ率については、東京ではこういう結果でしたが、多分関西などでは大分違うのでは、と思います。東京特有の、他人に対しての無関心さも大きな要因でしょう。

妊婦に席を譲らない事が良い悪いということではなく、譲れる心の余裕があることがその人自身の福分にも繋がるのではないか、と感じています。
新しい年号を迎え、誰もがより生きやすい時代になりますように。